タスクトレイからわざわざ「ハードウェアの安全な取り外し」を選択しなくても、ホットキーでUSBストレージを取り外し可能にする便利なソフトが「Unhotplug」だ。
以前、USBストレージの抜き間違いをなくすTipsを紹介した(2006年8月の記事参照)。これは、USBストレージごとに異なる図柄のアイコンを表示させることにより、エクスプローラ上で視覚的に判別しやすくするというものであった。
この方法は、エクスプローラ上で各USBストレージを見分けるのには便利だが、タスクトレイから特定のデバイスだけを取り外す場合には、あまり役に立たない。USBメモリを取り外そうとして間違ってカードリーダーを取り外したり、iPodを取り外そうとしてうっかりUSBハードディスクを取り外したりする危険性は、依然高いと言える。
こうした場合に便利なのが、今回紹介する「Unhotplug」だ。このソフトを利用すれば、例えばUSBメモリは[Ctrl]+[Alt]+[U]、iPodは[Ctrl]+[Alt]+[I]といった具合に、キーの組み合わせで特定のUSBストレージをアンマウントできるようになる。つまり、わざわざタスクトレイから「ハードウェアの安全な取り外し」を選び、クリックする必要がなくなるのだ。
キーはひとつから設定が可能だが、不用意に押して書き込み中のドライブをアンマウントする危険性を考慮して、上記の[Ctrl]+[Alt]+[*]といった具合に、通常のアプリケーションではあまり用いられないコンビネーションを設定することをお勧めする。例えば筆者はiPodのアンマウントに[Ctrl]+[Alt]+[P]という3つのキーの組み合わせを割り当てている。
ひとつ難があるのは、これらのホットキーはCドライブ、Dドライブといったドライブレターに対して割り当てられるため、USBストレージのドライブレターが変更されると利用できなくなることだ。その場合、[コンピュータの管理]−[ディスクの管理]を選択し、「ドライブ文字とパスの変更」から、重複しないようなドライブ文字を割り当てておくとよい。マウス操作よりもキーボード操作が多い方に、特にお勧めできるソフトだ。
ソフト名 | 価格 | 動作環境 | 作者 |
---|---|---|---|
Unhotplug | 無料 | WindowsXPで動作確認 | cona氏 |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.