インターネット上の気になる商品情報を共有するWebサイト「Clogger」がオープンした。ユーザー同士で情報を登録し、オンラインカタログのように閲覧・管理できるのが特徴だ。
yataiは12月12日、カタログのように情報を共有するWebサイト「Clogger」をオープンした。インターネット上の気になる商品を、専用ブックマークレットを利用してクリップし、共有する。Internet Explore 6.0以降、Firefox 1.0以降、Opera 9以降などに対応。無料で利用できる。
Cloggerはカタログ(Catalog)を元に作られた造語で、登録した商品情報をカタログのようにオンラインで管理・閲覧できるサイトだ。商品名や価格などの基本情報のほかにカテゴリの分類も入力できるほか、別のユーザーが登録した商品情報とのつながりがわかるように「タグ」を付けることも可能だ。商品情報を探す時は、タグクラウドから注目キーワードも選択できるようになっている。
商品情報は、専用ブックマークレット「Clog it」を使って登録する。ほかのユーザーを友達として登録できる機能もあり、公開した情報に、ほかのユーザーがコメントを書き込むこともできる。ある商品についてタグをつけるだけでなく、ユーザー同士でコメントを寄せ合ってお互いに情報共有する――わけだ。
なお、情報の公開レベルは「全体に公開」「友達のみ公開」「非公開」の3つ。現在のところ「全体に公開」を選択できるのは、「Amazon.co.jp」「ぐるなび」など15のサイトから取得した商品情報のみ。対応サイト以外の情報も登録できるが、その場合は「全体に公開」は選択できず、「友達のみ公開」もしくは「非公開」を選択することになる。
番号 | 名前 |
---|---|
1 | Amazon.co.jp |
2 | ぐるなび |
3 | gooショッピング |
4 | Tsutaya Online |
5 | 無印良品 |
6 | @COSME |
7 | ヨドバシカメラ |
8 | ZOZO Town |
9 | 東急ハンズ |
10 | ニャンバーワン |
11 | トイザらス |
12 | e-sports |
13 | オートバックスショップ |
14 | るるぶ |
15 | IKEA |
このほか、インターネット上だけでなくローカルの画像ファイルを登録した商品情報の画像としても登録できる。例えば、オリジナルの画像データを登録することで自分専用のカタログを作れるという。ただし、この場合も「全体に公開」は選択できない。なお、対応サイト以外の商品情報やローカルの画像ファイルを「全体に公開」できないのは、存在しない商品などの情報を掲載させないためだ。
yataiでは「Cloggerのバージョンは現在『1.0』。今後、バージョンアップとともにさまざまな機能の改善やサービスの追加を予定する」という。将来的にはインターネット以外の雑誌やテレビなどのメディアにも展開し、「日常生活で目にする全てを商品登録できるようなサービスが目標だ」。今後はAmazon.co.jpのアフィリエイトプログラムにも対応する予定などサービスの拡充を図るという。
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