野菜をスライス!? “鮮度が分かる”付箋――コクヨデザインアワード週刊「仕事耕具」

» 2006年12月04日 21時34分 公開
[鷹木創,ITmedia]

 2006年4月1日から6月30日にかけて優れた商品デザインを募集した「コクヨデザインアワード2006」の結果が発表された。コクヨは、国内外からの応募作品1441点を審査した結果、受賞10作品を決定した。

 2006年で5回目を迎えるコクヨデザインアワード。今回のテーマは「素」で、「そのまま」「何も伴わない」「元となるもの」「飾り気がないもの」「素早いなど程度のはなはだしいこと」をイメージした「あらゆるワークシーン・ライフシーンで使われるプロダクト」が対象だ。

 グランプリにはインハウスデザイナーの大鋸幸絵さんによる「slice(スライス)」が選ばれた。sliceは、玉ねぎのような野菜をモチーフにした付箋。野菜をスライスするように、使う度に形が変化するのが特徴だ。まるで“鮮度が分かる”付箋というわけだ。作者の大鋸さんは「自然の造形に勝るものはない」と野菜をモチーフにしたという。

 このほか優秀賞には、時間が経過するにつれて紅葉する葉っぱ型の付箋「Leafusen(リーフセン)」、穴を開けずにピンナップできる収納式押しピン「Pin-Bone(ピンボン)」など4作品、コクヨ賞などの特別賞には、好きなコップにのせて使える鉛筆削り器「Sharpener pot(シャープナー ポット)」など5作品が選ばれている。

左上から時計回りに、グランプリ「slice」/優秀賞「Leafusen」/優秀賞「クラストテープ」/優秀賞「TAS(紙コップ+スクラッチシール)」/優秀賞「Pin-Bone」

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