P2P技術を使ったスケジュール管理ソフト「アリエル・マルチスケジューラ」にGoogleカレンダーとの連携機能を追加した新バージョンが登場した。
アリエル・ネットワークは11月15日、無料スケジュール管理ソフト「アリエル・マルチスケジューラ」の最新バージョン「4.6.2」を公開した。同社サイトからダウンロードできる。Googleカレンダーとの連携機能などを追加した。Windows XP/2000/Me/98SEをサポートし、特にWindows XPでの使用を推奨している。
アリエル・マルチスケジューラはP2P技術を使ったスケジュール管理ソフトウェア。サーバを必要とせず、クライアントPCだけで利用できる。新バージョンでは、オンラインカレンダー「Googleカレンダー」との連携機能を追加し、Googleカレンダーで作ったカレンダーの予定をマルチスケジューラに表示できるようになった。
Googleカレンダーの「カレンダーのアドレス」をアリエル・マルチスケジューラに入力すれば、マルチスケジューラ側にGoogleカレンダーの予定を反映できる。Googleカレンダーの個人用URLを利用すれば、公開カレンダーだけでなく、非公開カレンダーの予定もマルチスケジューラに表示可能だ。
ただし、閲覧を制限している他人のカレンダーを自分のマルチスケジューラに追加することはできない。また、ほかのオンラインサービスからGoogleカレンダーにインポートしたカレンダーはマルチスケジューラに取り込むことができない。つまり、livedoorの「iCal天気」のようなカレンダーは、Googleカレンダーに登録していても、マルチスケジューラには登録できないわけだ。アリエルでは「Googleカレンダー以外のiCal形式カレンダーについて、今後のバージョンアップで対応する」という。
新バージョンではこのほか、ToDoデータを自分自身やほかのメンバーにメールで通知できるようになった。さらに画面にAjaxを用いることで、ToDoのステータスや実績工数を一覧画面から直接編集できるようにするなどの機能を強化した。
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