大量のフォルダの見分けが付かなくて困ったことはないだろうか。こうした場合、フォルダに色やマークをつけ、視覚的に見分けがつくようにすると便利だ。
フォルダが増えすぎると、見分けが付かなくて困るようになる。例えば、業務で携わっているプロジェクトごとにひとつのフォルダがあったとして、プロジェクトの数が増えれば増えるほど、フォルダの名前で区別するのが億劫になってくる。また、終了したプロジェクト、現在進行中のプロジェクトの見分けがつかないのは非常に不便だ。
終了したプロジェクトだけを別フォルダに移動させたり、もしくはフォルダ名の最初にアンダーバーをつけてソートするといった方法もあるが、いずれの場合もファイルへのパスが変わってしまい、アプリケーションの「最近開いたファイル」の履歴からファイルを呼び出せなくなってしまう。なにかよい方法はないものだろうか。
こうした場合に便利なのが、フォルダに色やマークをつけることができるソフトだ。フォルダに視覚的な違いをつけることで、大量のフォルダの中から重要なものを一目でピックアップできるようになり、管理が効率的に行えるようになる。ほかにも、プライベートと業務でフォルダの見分けがつくようにしたり、テンプレート類をまとめたフォルダの色だけを変えておくなど、活用方法は多い。
今回紹介するソフトは2つ。まず1つは「Shedko Badges」だ。インストールすると、フォルダやファイルに小さな「バッジ」をつけることが可能になる。呼び出し方法は簡単で、右クリックのコンテクストメニューからバッジの種類を選ぶだけ。プロジェクトの進捗具合に応じてバッジの種類を変えるようにしておけば、見分けやすくなるだろう。
このバッジをつけたフォルダ/ファイルだけを検索して拾い出せる点も便利だ。あちこちにバッジ付のフォルダ/ファイルがあったとして、階層を飛び越えてリストアップできるのである。例えば、取引先ごとに進行中の案件を抱えていて、それぞれが異なる階層に存在している場合、進行中の案件だけを一発で検索できる。考え方としてはタグをつける方法に近い。
もう1つは「FolderMarker」だ。こちらをインストールすると、Shedko Badges同様にコンテクストメニューを経由して、フォルダに色をつけたり、独自のアイコンに変更できるようになる。Shedko Badgesのバッジでは小さすぎて見にくいという場合、こちらを利用するとよいだろう。こちらにはマーク付フォルダだけを検索してリストアップする機能はない上、対象はフォルダだけに限定されるが、見た目のわかりやすさではこちらのほうが上だ。
既存の整理ルールではなかなかファイルやフォルダの管理が追いつかなかった人でも、これらのソフトは直感的に使えて管理も容易なため、なじめる可能性は高そうだ。どちらも手軽にインストールできるので、試してみるとよいだろう。
ソフト名 | Shedko Badges 1.0.1.0 Final |
---|---|
配布元 | SoftQ(Shedko Software) |
日本語化 | Shedko Badges : Languages packs |
価格 | 無料 |
対応OS | Windows XPで動作確認済み |
ソフト名 | Folder Marker |
---|---|
配布元 | ArcticLine Software |
価格 | 無料 |
対応OS | Windows XPで動作確認済み |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.