IE 7、ダウンロードから初期設定までやってみましたIE 7正式版を試す

いよいよ正式公開となったInternet Explorer 7。まだ英語版のみの公開だが、日本語版の正式公開前にひと足早く新機能を試してみよう。まずは初期設定までを行った。

» 2006年10月19日 21時57分 公開
[鷹木創,ITmedia]

 10月19日、米MicrosoftがInternet Explorer 7を正式公開した。日本語版は今後の公開となるが、それでも英語版は同社サイトから無料でダウンロードできる。ひと足先にIE 7を試してみよう。なお、対応するOSは、Windows XP SP2、Windows XP 64-bit Edition、Windows Server 2003 SP1などだ。

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「Internet Explorer 7」。IE 6とは機能はもちろん、デザインも大幅に変更している

インストールしてみよう

 まずは、MicrosoftのサイトでIE 7をダウンロードしてみよう。右上の「download」をクリックして、ダウンロードページへアクセス。インストールするPCのOSを選択して「download」ボタンを押そう。

右上の「download」をクリック
こちらがダウンロードページになる

 ダウンロードすると、インストールが始まる。内容的に難しいことはない。「Next」や「I Accept」などを押していればインストールは完了する。なお、インストール時に、IEに関係する最新パッチなどを同時にダウンロードする選択肢も選べる。これまでパッチを適用していなかった人はここで適用するのも手だ。

インストールのスタート画面
説明に納得したら「I Accept」をクリック
Windowsが正規版であるかどうかをチェックする

最新パッチと悪意のあるソフトウェア駆除ツールを同時にダウンロードできる
インストールしているところ
インストールが終了すると再起動となる

最初の起動時の設定

IE 7をインストールして初めて起動すると表示されるページ

 インストールしてIE 7を起動するとセットアップ画面が表れる。もちろん、この画面だけでしか設定できないものではないが、最初にある程度は設定してしまおう。設定項目は以下の4つだ。

  1. デフォルトの検索エンジンの選択(英語表記:Please choose your default search provider)
  2. フィッシングフィルタの設定(Help make your browsing more secure by setting up Phishing Filter)
  3. ClearTypeフォントの設定(See webpages more clearly)
  4. ヘルプページの言語設定(Help customize webpages to your current location)

 この中で必須項目は、デフォルトの検索エンジンの選択だけだ。インストール時はGoogleなので、このままでも問題ないユーザーもいるはず。とはいえ、Yahoo! JAPANやMSNサーチなどのWeb検索エンジンのほか、Amazon.co.jpなどの専門検索も選べるので好きな検索エンジンを選ぶのもいいだろう。

Google以外の検索エンジンを選びたい時は、「Let me select from a list of other search providers.」を選択し、下のほうの「Save Settings」をクリックしよう。ほかの設定が残っているうちは、「Save Settings」を押さなくともよい。
Yahoo! JAPANやマイクロソフトの検索エンジンなどGoogle以外の検索エンジンを選ぶことができる。Amazon.co.jpや楽天、Wikipediaなど買い物や調べ者に役立つ検索サービスのほか、niftyやBIGLOBEなどISP各社も選べるのが面白い。

 さっそくAmazon.co.jpの検索サイトを登録してみよう。まず各種検索エンジンが表示されてるページから、リンクをクリック。

リンクをクリックするとダイアログが表示されるので、「Add provider」ボタンを押そう。この際「Make this my default search provider」のチェックボックスをクリックしておくと検索エンジンを追加できるだけでなく、デフォルトの検索エンジンとして一足飛びに設定することも可能だ
IEの右上に検索ボックスがあるので、虫眼鏡マーク右側の下矢印をクリックしてみよう。インストールが成功していれば、追加した検索エンジンを選択できるはずだ

 続いてはOptional Settingsに移る。まずはフィッシング詐欺フィルタ。この機能もIE 7から搭載された機能で、有効にすればフィッシングサイトだと思われるサイトへアクセスしようとすると警告が出るようになる。Microsoftのフィッシングサイトデータベースに照らし合わせて、怪しいサイトかどうかを警告するシステムで、有効にしておいた方がいい。なお、初期設定では無効になっているので、チェックを入れておこう。ただし、完璧ではないので警告が出ないからといって安心しすぎるのも問題だ。あくまで補助的な意味合いで利用するのがよいだろう。

チェックを入れておけば怪しいサイトにアクセスした時に警告がでる
フィッシングサイトだと判定されたサイトにアクセスするとアドレスバーが赤くなり、警告ページを表示する
なお、フィッシングフィルタの設定はオプション設定(Optional Settings)なので、初期設定画面で設定しなかった場合は、IE 7を起動した際に設定を促すダイアログが表示される。もちろん、こちらで設定しても問題ない。

 後は、ClearTypeフォントの設定とヘルプページの言語設定。こちらは最初から選択されているので、日本語ユーザーであれば初期設定のままで問題ない。

ClearTypeフォントが好きではない、という人はこちらでチェックをはずしておこう
ヘルプページの言語設定は現在地に応じて決まる。海外に住んでいて、この記事をご覧になっているユーザーは変更する必要があるかもしれない

 さて、ここまででひとまずは初期設定を終了した。次回はタブブラウザやRSSリーダー機能などをチェックする。

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