究極の“仮眠枕”を求めて――「聞こえるごろ寝まくら」編3分LifeHacking

「聞こえるごろ寝まくら」は、サイコロの6面にそれぞれ穴が開いたような形。この穴に耳を入れれば、耳をふさぐことなく横になれるというわけだ。意外にもこれがオフィスの仮眠に向いていた――。

» 2006年09月29日 10時07分 公開
[吉田有子,ITmedia]
究極の“仮眠枕”となりえるか!? 「聞こえるごろ寝まくら」

 「机にうつぶせで快適に寝る方法」で紹介し、人気を集めた「携帯手枕PINO(ピノ)」。その記事のはてなブックマークには、「これなら私が使ってる聞こえるゴロ寝枕(1500円ぐらい)の方がいいと思うなあ。」というコメントとともに、あるブログのURLが残されていた。それが、「仮眠用枕として最高の『聞こえるごろ寝まくら』」だ。

 学生時代から課題を片付けるために学校に泊まり込んだ経験を持ち、椅子を並べた上で寝るのも当たり前、現在に至るまで「仮眠の快適化」を人生の大きなテーマとしている筆者は、さっそく「聞こえるごろ寝まくら」を試してみることにした。

 聞こえるごろ寝まくらは、サイコロの6面の真ん中に穴が開いたような形をしている。この穴の部分に耳を入れて横になれば、枕に頭を乗せても耳がふさがれず、音楽が聞こえにくくならない、それが「聞こえる」という名前の由来だ。

 前述のブログ「神は細部に宿り給う」では、机にうつ伏せで寝る場合の問題点をこう指摘する。

 「これまでは机で寝ようと思ったら自分の腕を枕にするしかなかったのだが、下敷きにする腕が痛くなる上に、姿勢が前屈みになりすぎて背中が痛かったり、内臓を圧迫する(たいてい食後なのにも関わらず)という問題点があった」

 聞こえるごろ寝まくらには高さがある。従って、机の上のごろ寝まくらに頭を乗せられ、無理な前傾姿勢をとらなくても済むというのだ。

 高さを計測してみると、枕としては高めの約18センチメートル。この枕を机に載せ、頭を乗せてみる。それほど眠くないときでも、上面の穴にあごを入れると、考え込みすぎて重くなった頭を優しく支えてくれる。

 横面の穴は、手を入れるには小さい。腕は枕の向こう側に回しておくのがよさそうだ。頭を横向きにして載せてみると、人によっては一辺18センチではやや小さいとか、ポリエチレンビーズの中身が固めだという意見も出そうだと感じた。恐らく「聞こえる」ためには、頭の重みで枕がつぶれるほど柔らかくはできないのだろう。

 結論としては、体が前かがみにならないことを優先するなら聞こえるごろ寝まくら、頭を載せる面の柔らかさを優先するなら携帯手枕PINOがおすすめ――といえそう。また、携帯手枕PINOはややお値段が高め(5800円)だったが、ビックカメラ有楽町店で1280円で購入できた聞こえるごろ寝まくらは、お財布にも“快適”だ。世界にはまだまだ筆者の知らない仮眠快適グッズがあるのだなあと感じた秋の1日だった。

まくら本体。一辺18センチ。中材はポリエチレンビーズだ
簡単な説明も付属する

本日のレシピ
製品名 聞こえるごろ寝まくら
購入場所 ビックカメラ
価格 1280円

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