再利用可能なコンテンツを探す6つの方法Geek to Live

クリエイティブ・コモンズで提供されている写真や映像を効率よく検索できるサイト、GNUフリー文書ライセンスのPDFを検索する方法などを紹介。(Lifehacker)

» 2006年09月11日 15時40分 公開
[Gina Trapani,Lifehacker]
LifeHacker

 自分がデザインしているパンフレットに画像を1点加えたい。それも今すぐに。だが勝手に他人のクリップアートに手を出せば、著作権違反に問われてしまう。クリエイティブ・コモンズのような組織、GNU Free Documentation Licenseのようなライセンス、そしてパブリックドメインのおかけで、そんな心配をせずにダウンロードして再利用できる、無料の写真、楽曲、映像、文書がたくさん存在している。

 今回は、新学期を迎えるに当たって、あるいは強力なマルチメディアプレゼンテーションで上司を圧倒したい人のために、Web上で、合法的に再利用できるコンテンツを見つけ出す方法を6つ紹介しよう。

1. Creative Commons Search

【映像、音楽、画像、文書】

 クリエイティブ・コモンズ(CC)は最近、タブ形式の検索インタフェースを公開した。CCライセンスで提供されているFlickr上の写真、Yahoo!やGoogle上のあらゆる種類のファイル、Blip.TV上の動画を検索できる(ただし再利用に踏み切る前に、その写真に修正を加えていいのか、商業利用は可能か、帰属を示す必要はあるかなど、どの条件のCCライセンスかを確認すること)。

2. Wikimedia

【映像、音楽、画像、文書】

 ユーザーによって編集されているWikimedia Commonsには、無料かつ修正が可能で(商用の場合でも可)、ユーザーによって分類・タグ付けされたコンテンツが70万点以上そろっている。自分のブログに月の写真を使いたい? Wikimediaの検索ボックスで「Category:Moon」と打ち込めばいい。

3. CCHits、CCMixter

【音楽】

 CCHitsCCMixterには、CCライセンスの楽曲がある。ポッドキャスト、リミックス、iMovieでの利用などが可能(同じく無料だが、必ずしも再配布のためでない音楽を探すなら、Web上で無料の音楽を探す方法を紹介したLifehackerのこの記事をご参考に)。

4. EveryStockPhoto

【画像】

 あまたあるストックフォト提供サイトの中で、筆者がLifehackerでの投稿にちょっとしたアクセントを付けるため足しげく通っているのがEveryStockPhoto。ここには、幾つかの無料ストックフォト提供元から集めた再利用可能な写真があり、筆者はここで画像を探して失望したことがほとんどない。

5. Google

【画像、文書】

 Googleには再利用可能コンテンツを探す場合の検索オプションがある(Yahoo!にもある)が、いわゆる普通の検索テクニックを使うこともできる。例えば「time map」という語を含んだCCライセンスのExcel文書を探したいなら、以下のように検索をかけてみよう。

filetype:xls time map "this work is licensed under a Creative Commons"

 (ところで、自分が作ったOffice文書をCCライセンスで提供したい人は、Creative Commons Microsoft Office Add-inを使うといい。)

 同様に、GNU FDLで提供されているPDF文書を探すなら、以下のようになる。

filetype:pdf "published under the GNU Free Documentation License"

6. Public Domain Torrents

【映像】

 A級およびB級映画のコレクションをBitTorrent経由でダウンロードできるサイト。自主制作映画にちょっとしたスパイスを加えたいとき、「ジキル博士とハイド氏」や「トムとジェリー」のクリップなどを使うといい。

 皆さんは自分の映像、ブログ、PowerPointプレゼンテーションにあしらいたいメディアをどこで探しているのだろうか。lifehacker.comへのコメントやメールで教えてほしい。

本稿筆者ジーナ・トラパーニはLifehackerのエディター。オープンライセンスはインターネット登場以来の素晴らしい発明と考えている。Lifehacker上で毎週水曜と金曜にGeek to Liveコラム(RSS)を連載中。



この記事は、Lifehackerの発行元である米Gawker Mediaの許可を得て、アイティメディア株式会社が翻訳したものです。翻訳責任はアイティメディアにあります。

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