携帯に付ける文具花盛り第62回東京インターナショナル・ギフト・ショー

毎日持ち歩くツールである携帯電話は、実は文具との相性もいい。携帯に貼るノート、携帯に付けるペン、はんこ……。ノベルティグッズ市場でも注目を集めている。

» 2006年09月06日 13時14分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 オフィスではなく外で使う文具──といえば、主なものは手帳とペンくらい。ところが現代人必携のアイテムである携帯電話と組み合わせられる文具が、このところ注目を浴びている。

 東京インターナショナル ギフト・ショーで、携帯に取り付けるグッズを数多く展示しているのは国際紙パルプ商事(KPP)だ。「携帯は誰もが普段持って歩くもの。企業が最も注目しているのが携帯だ」と同社。

 「ちょいMemo」は、携帯電話に貼り付けて使う小さなメモ帳だ。両面テープで携帯電話の裏面などに貼り付けられる用になっている。中には20枚ののり付き付箋紙が入っており、メモを取りたいと思ったらすぐに使えるようになっている。「ペットボトルにも付けたい、という問い合わせも来ている」(同社)

外側のカバーは樹脂製。4色印刷が可能だ。会場にはキャラクターを印刷したサンプルが展示されている。基本的にはノベルティ用途が中心

 ちょいMemoと合わせて使いたいのが、携帯のストラップ代わりに付けられるペンだ。端をひっぱるとペン部分が取り出せ、伸ばして使う。一般の文具でも同様の製品はあるが、外側に印刷できるようになっており、ノベルティ用途を狙う。

外側には4色印刷が可能。ただし転写印刷となるため最低ロットは1万個から。

 変わり種としては、携帯に取り付けられるQRコードのスタンプも用意している。サイズは非常に小さく、スタンプ面は1センチ角に満たないが、解像度の高いスタンプになっているのが特徴だ。「600dpi程度の解像度を持つ。全角で30文字程度の情報をQRコードとして盛り込める」(同社)。基本的には企業向けの製品となるが、個人でも問い合わせれば1個から作成可能だ。

「デジはん」を使ったはんこ。ユーザーもQRコードに慣れてきており、メールアドレスや電話番号を簡単に登録してもらう顧客サービスとしてこうしたはんこが注目されているという
こちらも変わり種の書類フォルダ。4枚重ねのそれぞれに異なったシルク印刷が施されており、紙を入れる場所で表から見える絵柄が変わる

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