Biz.IDから皆さんのご意見をお聞きする「読者バトン」。ご参考までに、編集部から第一弾をお送りします。サンプルとしてご覧ください。
PDAは現在使っていません。敢えていえば携帯電話がPDA代わりでしょうか。アドレス帳は携帯電話に移行し、スケジュールもOutlookと携帯電話をシンクロしています。カシオソフトの「MySync Biz」は便利ですよ。
いわゆるPDA好きの例に漏れず、有名機種は一通り使ってきました。最初にハマッたのは「HP 200LX」でした。クロックアップも行って、肌身離さず持っていました。
その後、パソコン通信を始めたのを機に、文章をもっと入力しやすいキーボードを備え、モデム内蔵という理由でNECの「モバイルギア」に移りました。いわゆる“DOSモバギ”です。使いやすいキーボード、薄くて軽くて乾電池で10時間も動くという電池のもち、「Vz Editor」を使ったテキスト処理なら十分すぎるくらいのCPUパワーなど、今から考えても素晴らしいマシンでした。実は、液晶にELバックライトを付けるという改造を行おうとして失敗。壊れてしまったのでした。
続いて愛用したのが「Palm」。といっても、当時担当していた雑誌の連載で扱った英語版の「Pilot 5000」(当時はUS Robotics製)が最初の出会いでした。PCのデータのビューアとして機能を削って作ってあるところに魅力を感じ、その後もPalmシリーズを使い続けます。最後に利用していたIBM製の「WorkPad c3」は、ワンオフの革ケースと共に今でも机の中に入っています。
なぜPalmを辞めてしまったかというと、通信機能がなかったため──です。仕事でもメールとWebが重要になってくる中、カラー化とか動画再生とかメモリカード対応などを進めるPalm機の方向性に疑問を感じたこともあります。携帯電話でどこまでできるかやってみよう! と思い立ったわけです。
使い方とは違いますが、
が、PDAの最重要なことだと思っています。マルチメディア対応はゲーム機ジャンルで進めるべきことではないでしょうか。というわけで、PCのようなことをPDAでやろうとするのではなく、
に特化した使い方をするのが、PDAを真に生かす方法だと思っています。
Palm V(WorkPad c3)です。乾電池で動いてくれればさらによかったのですが。
ズバリ、モバイルWebブラウザマシン。
アドレス帳もスケジューラもテキスト入力も、今ならばすべてWebベースでOK。アプリケーションは基本的にすべてWebアプリケーションを使うので、ソフトウェアのインストールもしない。内蔵のストレージさえ必要ないかもしれない。ブラウザのキャッシュなどもメインメモリに保存して、「Google BrowserSync」でバックアップ。あくまで、Web閲覧とWebアプリケーションに特化したPDAというわけです。
その分、薄く軽く、安価になるといいなぁ。いかがでしょうか。
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