非フルブラウザのケータイでGmailを使う：3分LifeHacking

登録制に移行し、誰でも自由に使えるようになったGmailだが、ケータイからはかろうじてフルブラウザ端末のみアクセスできる。非フルブラウザ端末でGmailを利用する方法はないのか――。

「mobazilla ver.β」。Gmailにもアクセスできる

　これまで招待制だったGoogleのWebメールサービス「Gmail」が、日本向けに登録制に移行した（8月23日の記事参照）。誰でも自由に使えるようになったGmailだが、日本のケータイでは基本的にアクセスできない。フルブラウザ端末からは、Gmailの「簡易HTML」ページを選択することでかろうじて利用できるが、それにしても非フルブラウザ端末からはアクセスできないのだ。

　「せっかく登録してもケータイで利用できないなら、便利じゃないなぁ」なんて方もいるかもしれない。そんなモバイルユーザーには、アクセルマークラボが提供を開始した「mobazilla ver.β」の利用をお勧めしたい。

　mobazillaはアプリではなく、サイト経由でページを表示するサイト変換サービスだ。利用料は無料で、ドコモのFOMAやauの1X／WIN、ボーダフォンの3G携帯をサポートしている。パケット定額制でなくとも利用できるが、PC向けサイトにアクセスした際に大量のパケットを受信して“パケ死”する恐れもある。また、フルブラウザからのアクセスには定額制を適用しないキャリアもあるが、mobazillaを通じてアクセスすれば定額制の対象となる。とくれば、ぜひ定額制を利用したいところだ。

　サイトを表示する際には、サーバ側でリアルタイムに画像を変換。ケータイ向けのサイトは無変換での表示も可能だ。データ量の多いページの場合、自動でページを分割する機能も備える。アクセス履歴やテキストコピー機能、スタートページにはGoogleやWikipediaが検索できる機能なども用意した。

　“目玉”機能は、ケータイ向けGmailである「Gmail Mobile」にアクセスできること。Googleによれば「携帯電話からのアクセスも対応を検討している」（8月23日の記事参照）とのことで、今後の正式対応もそう遠い話ではなさそうだが、現時点で国内のケータイからは一部をのぞき「Gmail Mobile」にはアクセスできない。

表示は「basic HTML」「mobile」が選択できる。デフォルトはmobile

Helpはケータイからは利用できないので注意しよう

　あくまでもGmail Mobileの正式な対応までの場つなぎだが、mobazillaを使えば今すぐにGmail Mobileにアクセスできる。せっかくの無料サービスなのでGmailユーザーは利用してみるといいだろう。なお、編集部ではウィルコムのPHS「WX310J」からアクセスを試みたが、問題なく利用できた。