オレンジ色のインパクトが強いため、職場で開くのに勇気がいる「mixi」。でも仕事がらみの大事なメッセージが来ているかもしれません。職場で堂々とアクセスできるワザをご紹介します。
前回に続いて今回もデジタルワークスタイル流mixiの使い方をご紹介します。
利用者の比率もついに女性が男性の数を上回ったというニュース(関連記事)もありますが、オレンジ色の画面のインパクトが強いため、mixiは職場で開くのになかなか勇気が必要なサービスでもあります。会社によっては、職場からmixiへのアクセスを禁止するところも出てきているようですから、なかなか職場で使う事が難しいサービスになってしまっているのかもしれません。
ただ、mixiにメッセージが届いたというメールが来たら、確認したくなるのが人情。飲み会の誘いかもしれませんし、ひょっとしたら仕事がらみのメッセージかもしれません。そこで今回は、職場で胸を張ってmixiを利用するための小技をご紹介したいと思います。
一番簡単なのは、業務で使うmixiのコミュニティを作ってしまうことです。mixiのコミュニティというと、オープンな趣味のコミュニティのイメージが強いと思いますが、mixiではクローズドなコミュニティを誰でも手軽に作成することができます。製品についてのアイデア出しや、情報交換のコミュニティをmixi上に作ってみましょう。
mixiのコミュニティを業務で使うインフラにしてしまえば、当然胸をはってmixiにログインすることができます。
ただ、職場の人とコミュニティを作るのは、当然職場の上司からマイミク登録してくれと頼まれる“リスク”が増えることになりますので、マイミクのみに公開する日記を書いている方にはあまりお勧めできません。
そこで、そんな方にお勧めなのは、自分がmixiにログインする事を仕事にしてしまう方法です。mixi上には皆さんの会社の製品やサービスに関するコミュニティ、もしくはライバル企業のサービスに関するコミュニティが多数存在している場合があります。そのコミュニティで行われている議論を、定期的にリポートにまとめるのを自分の仕事にしてしまいましょう。
もちろん、自らコミュニティを作成して、自社サービスのファンの方と交流を深めることを目指してもよいですが、コミュニティを盛り上げるのは結構難しいですので、リポートに徹する方が簡単です。
とはいえこれらの手段は、ネットサービスに対してある程度理解がある職場でしか使えない手段です。周りの人が全くmixiに興味がない場合は、残念ながら隠れて利用するしかないかもしれません。
そんな時に便利なのが非公式に開発されているmixiツールの数々です。
例えば、ブラウザの表示画面を切り替えてくれるツール。mixiの特徴的なあのオレンジ色の画面を、一般的なサイトの画面に切り替えてくれますので、離れても一目瞭然のオレンジ画面をPCに表示しなくてもすむようになります。
また、mixiのメッセージをメールに転送することができるツールや、mixiの画面を表示しなくてもメッセージ送受信機能が使えるツールなんかもありますから、それらを活用するのもいいでしょう。
もちろん、業務中に仕事をサボって隠れてmixiをやりすぎて、上司に見つかったら自己責任です。普通はここまでしなくても、昼休みに携帯電話でチェックするくらいで十分だと思いますので、念のため。
NTT、ITコンサルを経て、現在はアリエル・ネットワーク株式会社プロダクト・マネジメント室マネージャ。ビジネスパーソンの生産性向上のためのソフトウェアの企画・開発やコンサルティング業務に従事するほか、グループウェアやブログ、仕事術などに関する執筆・講演活動を行っている。ブログは「ワークスタイル・メモ」と「tokuriki.com」
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