「Windows Live Writer」を使ってみました

米Microsoftが11日に発表したブログ編集ツール、「Windows Live Writer」はWYSIWYG形式に対応し、TypePadなど他社のブログでも利用できる。編集部で試用したところ、日本語にも対応していることがわかった。

» 2006年08月14日 21時32分 公開
[吉田有子,ITmedia]

 米Microsoftは8月11日にブログ編集ツールの「Windows Live Writer」を発表した。Windows Live Writerは、WYSIWYG形式でブログのエントリを作成・編集できるため、文字の装飾や画像の位置などを、ブログをアップする前に見た目を確かめながら調節することができる。同社の提供するブログサービス、Windows Live Spaces以外にも、Blogger、LiveJournal、TypePad、WordPressなどの米国系ブログツールにも対応する。複数のブログを登録することもでき、切り替えて使用できる。

 編集部では、このWindows Live Writerをインストールし、Windows Live Spacesにて試用してみた。なお、試用した環境のOSはWindows XP SP2、ブラウザはInternet Explorer 6である。

インストール中に、住んでいる国の選択をする必要があるが、選択肢に日本はない
Internet ExplorerにWindows Live Toolbarがインストールされ、ツールバーに“Blog It”というブログ投稿ボタンが表示される

Webサイトを開いているときにブログ投稿ボタンで「Blog This Page」を選ぶと、そのWebサイトの記事名とリンクがついた状態でWindows Live Writerの編集画面が開く。なお、編集部で試した環境では、この状態で日本語を入力できなかった
画像の位置を調整する。左寄せ、中央、右寄せにできる。画像に影をつけたり、白い枠で囲んだりもできる

 日本語の解説ページはまだなく、インストール中にも居住国として日本を選べないなど、日本語に対応していないのではないかという懸念はあったが、実際には使うことができた。HTMLタグを書けない人にとっては、文字装飾機能や写真の位置を指定できる機能は便利だろう。HTMLタグを使った装飾などお手のものという人にとっても、複数のブログを登録して投稿を管理したり、一旦公開した記事を簡単に呼び出して再編集できるのは便利だ。ベータ版ゆえまだ不安定さは残るが、今後の機能向上に期待したい。

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