職場と自宅のキーボードを迷わずに使い分ける3分LifeHacking

キー配列が異なる複数のキーボードを使って作業をしていると、ミスタイプが頻発し効率が大きく低下する。そんな時は、指先にキー配置を覚えさせてはいかがだろうか。

» 2006年07月04日 11時39分 公開
[kizuki,ITmedia]
clickpadのパッケージ。今回紹介したのはテンキー用の小型版だが、フルキーボード用の大判もラインナップしている

 枕が替わると寝られなくなるのと同じで、キーボードが変わると入力効率がガタ落ちになることが多い。特に、自宅と会社のPCのキーボードがまったく違った配列をしている場合、この問題は深刻だ。存在しないWindowsキーを押そうとしたり、コントロールキーの場所を間違えたり。そのうち、タイプミスを回避したいがために、せっかくのマルチメディアキーボードの拡張キーを使わなくなるといった宝の持ち腐れ的な症状が発生し始める。マルチメディアキーボードだけでなく、多ボタンマウスにもよくみられる光景だ。

 筆者の場合、2種類のキーボードの使い分けは問題ないが、3種類になると混乱し始め、4機種目になるともうメロメロになる。面白いのは、デスクトップとノートによる違いは問題なく対応できるのに、異なるノート2種類を使い分けようとしてもうまくいかないことだ。おそらく、キーボードのサイズやキータッチによって脳が無意識に切り替えられる場合と、そうでない場合があるのだろう。

 このような場合、いちばん手っ取り早い対策は、キーボードを物理的に交換して同じ配列に統一してしまうことだろう。とはいえ、勝手に会社のPCのキーボードを交換するのはマズいし、こだわりぬいて買った自宅の高級キーボードをお蔵入りにするのも、癪に触る話だ。

 特定のキーに限ってミスタイプが発生しているのであれば、今回紹介する「clickpad」を試してみるとよいだろう。もともとこの製品は、キートップに貼り付けることで指先に指圧効果を与え、血行を良くするという怪しげな製品だが、独特の感触があることから、指にキー配置を覚えさせる効果が期待できる。ミスタイプが発生しやすいキーに本製品を貼り付けることで「あのザラザラした感触のキーは○○キー」と、指が無意識にキーを識別するようになり、その結果ミスタイプの回数を大幅に減らすことができるわけだ。

 複数のキーボードを使い分ける場合に限らず、IntelMacなど、WindowsキーボードでMacを操作する場合にもきわめて有効な方法である。見た目は決してクールとは言えないが、貼るだけで手軽に導入でき、コストもさして高くない。複数のキーボードの使い分けに悩んでいる方は、試してみる価値はあるだろう。−−

シールの表面は健康サンダルのような凸部があり、指圧効果があるとされている。ついでにアロマ成分も入っているのだとか
ミスタイプしやすいキーに貼り付けておけば、指がキーの位置をいつの間にか覚えてしまう。独自配列のキーボードに貼り付けて試してみよう
本日のレシピ
項目 内容
製品名 clickpad For key(CPT8BK)
実売価格 514円
メーカー アクティスオカモト

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