「キャンパスノート」30周年で復刻版発売

» 2005年01月14日 20時54分 公開
[ITmedia]

 コクヨS&Tは、無線とじノート「キャンパスノート」が今年で30周年を迎えるのを記念して「復刻版キャンパスノート 4冊パック」を2月1日に発売する。1975年発売の初代デザインから1991年発売の3代目までの復刻版と、現行版をメタリックカラーにアレンジした特別デザイン版の4冊セット。それぞれB5サイズで、普通横罫(7ミリ)と中横罫(6ミリ)の2種類をラインアップした。28万パック(112万冊)限定で、価格は546円(税込み)。

上はB罫のパック内容(左から初代、2代目、3代目、4代目)。下は「復刻版キャンパスノート 4冊パック」(左からA罫、B罫)
左から初代(1975年発売)、2代め(1983年発売)、3代め(1991年発売)、4代め(現行モデル、2000年発売)

 キャンパスノートは1975年の発売以来、3回のモデルチェンジを経て累計17億冊を出荷。当初ターゲットだった「Campus」(学園)の学生に加え、社会人の支持も得て定番商品になった。復刻版は「この30年間、キャンパスノートを大切に使っていただいたユーザーに、それぞれの思い出を確かめて頂くために企画した」(同社)。

 初代キャンパスノートはセミB5サイズ、90円だった。手ごろな価格で買える高品質ノートとして学生向けに売り出したが、社会人からも人気を得たという。1975年はベトナム戦争が終結した年。新幹線が岡山〜博多間で開業したのも同年だ。

 2代目は1983年発売。表紙デザインにノートの横罫を取り入れ、ノートを開かなくても罫幅が分かるようにしたほか、ロゴを現在のものに変更した。1983年は東京ディズニーランドがオープンし、参議院選挙に比例代表制が導入された年。

 3代目は、旧ソ連が崩壊した1991年に発売。ロゴを縦に置いた斬新なデザインで、通商産業省(現:経済産業省)が選定するグッドデザイン部門賞(教育用品部門)を受賞した。

 4代目(現行製品)登場は、初のカメラ付き携帯電話と同じ2000年。表紙デザインを一新したほか、背クロスにラミネート加工を施した。中紙はバージンパルプから再生紙に変更。縦線を引きやすいよう、罫中に目印のポイントをつけた。グッドデザイン賞を受賞している。

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